時代は今、大転換期の真っただ中にあります。

生産人口の増加を前提としたあらゆる旧来システムの崩壊が始まり、デジタル技術が加速度的に進化していく中で、「脱成長」などの議論も目立つようになってきました。

モノに溢れ、情報が氾濫し、それに伴って価値観が多様化していくまさにカオスとも言える状況で、我々一人ひとりが「自分は何を信じ、何を選択し、どう生きるのか？」を問われる時代となったのではないでしょうか。

近い将来、ＡＩによって多くの仕事が奪われると予測されていますが、一方で、人間にしかできないことも明確になりつつあります。それは「人間らしさ」と言い換えられるものかもしれませんが、代表的なものの１つとして「志を持つこと」があると思っています。

非物質的なものを含め、人が何かを生み出し、カタチにしていく活動の起点となるのは、例外なく誰かの「想い」であり、それを成し遂げようとする「志」の力です。そうであるならば、その中身が重要となることは言うまでもありません。

そんなことを考えながら世の中を見渡すと、たとえ不利な状況に身を置きながらも、高い「志」持って日々を真摯に生き抜く人たちがいることに気付かされます。そして、もし何か役に立てることがあるのであれば、微力ながら力になりたいと、心から思うのです。

ご縁ある皆さま一人ひとりが持つ「志」を尊重し、ともに理想と信じる素晴らしい未来を築いていければ、幸いであると考えています。